走りながら考える~人生は長いマラソンだな~

無理な背伸びはしなくていい。嫌いなこともしなくていい。できることを仕事にしよう。できないことは諦めろ。気が進まないことも断ろう。好きなことをやろう。今日が人生最後の一日でもOKなように。

休職日記(6)頸椎捻挫と肺炎と。陥穽(かんせい)とやさしさと。①

眉間から流血した私は家にとぼとぼと帰りました。

休職日記(5)の続きです。

これまでのリンクです。

hako.guchiyama.tokyo

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タイトルになじみが薄い単語を使っております(;'∀')

ちなみに陥穽(かんせい)とは

かん‐せい【陥穽】
①獣などを陥れて捕らえる穴。おとしあな。
②人を陥れるはかりごと。「―にはまる」

中国語ではよく使うんですよね。

【xian jing】

你要小心点,不然要掉陷阱了!( お前気を付けろよ~。でないと落とし穴に落ちるぞ!)

①の意味ですね。

今日は②の意味です。

 

さて、バイクと衝突した後、とぼとぼとレンタサイクルを押してマンションに帰った私は4時間ほど眠っただろうか。

翌日目が覚めて鏡を見て愕然とした。

眉間を中心に顔がはれ上がっていて、青たんができている。

左のまぶたは腫れて目が半分ほどしか開いていない。

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痛々しすぎる。

(眉毛がモワモワっと広がって薄くて垂れているナニコレwwというご指摘は、今大幅改善しましたので、こちらをご覧ください。↓↓)

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で、絆創膏で傷を隠そうとしてみたが、隠れるわけがない。

 

でも、仕方ないので出社。

(ここがサラリーマンだよなぁ。いまだったら絶対休むわww。またはカメラオフでZoomです。)

フロアに入ったら、「ハコさんどうしたんですか?」と口々に言われる。

「いや、バイクにぶつかりまして」

「それって事故じゃないか!早く病院に行ったほうがいいよ」

そりゃそうですね。

でもとりあえず外傷だけだし、大丈夫ですと、普通に仕事を始めた。

 

しかしお昼ごろから様子がおかしくなった。

なんか、めまいがする...。頭もぼーっとし始めて、さすがにやばいかなと思い始めた。

直属の上司である事業部長に相談し、そして総経理も出てきた。

「会社の車で送るからすぐに病院に行きなさい」と言ってくれた。

総経理は優しいのだ。私は今も人として嫌いではない。

後日、結局私を処分した人なんだけど、それはいろんな要素が重なっただけなのだ。)

 

おおよそAM8時~深夜0時という毎日16時間は最低でも仕事をしていた当時の私は、少しでも休むとさらに事態が悪化するのではないかと、心理的に追い込まれていたので、そもそも「休む」という概念がない。

しかし総経理から言われたら、もう病院に行くしかない。

そして私自身もある意味ホッとした心境だったのを覚えている。

 

普段何かと私に対して辛辣な社員も、さすがに同情しているようであった。

(その彼女は、前回「他事業部」と書いた、計画毎回達成の女部長。B事業部の部長B子としておく)

 

総経理の車で病院に行き、MRIを撮った。
MRI経験者ならわかると思うが、なんであんな大きな音がするのか分からん(^_^;)
ビービー叫ぶ大きなMRIのワッカの中を出入りする。

基本、動いてはいけない。

 

一通りの検査を終えて、診断は軽い捻挫、骨に異常なし、神経も大丈夫だが、3日間安静にしなさいということだった。そして、コルセットを2週間つけなさいと。白い大きなコルセット。

 

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コルセット(実際はこれよりさらに大きかった)

下あごまで隠れるようなコルセット。

 

さすがにその日は家に帰って眠りました。

1.5日ほぼ寝て過ごしたところよくなってきた。

 

で、3日安静と言われたが3日目には出社した。

 

仕事は溜まっている(何がたまっていたか今となっては覚えてないけど)

前日も事業部長から「きついところすまんが数字を教えてくれ~」などの電話やSNS連絡はあったので、対応していたが。事業部全体が追い込まれてる感じだから、事業部長も大変そうだった。彼はよくこれで病気にならないか不思議だった。俺より働いていたし。

 

出社したのだが、コルセットが恥ずかしすぎる。

7月だったので暑さも相当なものだ。首が蒸れる。

しかし外すのも怖い。首を動かしすぎるとめまいがする。

 

結局、つらいのはめまいだけなんので、何とか大丈夫そうだなと2日ほど仕事をしていた。

 

ところが出社して2日目に、なんだか頭がぼーっとし始めた。

(事故の後遺症なのか?どうにも熱があるような気がする...)

 

人事部に行って体温計を借りる。(医務室などない。頼れるのは人事か総務だ)

そしたら、39度の熱。

道理で頭がぼーっとするわけだ。

 

またもや私は会社を早退せざるを得なくなった。

 

タクシーで、日本人も多く通う病院へ行った。

 

最上階の外国人専用の病棟に通され、診察を受ける。

血液検査とかやったかな?今となっては覚えてないけど。

 

そして、診断は

「肺炎です。2週間入院」

でした。

 

続く