眉間から流血した私は家にとぼとぼと帰りました。
休職日記(5)の続きです。
これまでのリンクです。
タイトルになじみが薄い単語を使っております(;'∀')
ちなみに陥穽(かんせい)とは
かん‐せい【陥穽】
①獣などを陥れて捕らえる穴。おとしあな。
②人を陥れるはかりごと。「―にはまる」
中国語ではよく使うんですよね。
【xian jing】
你要小心点,不然要掉陷阱了!( お前気を付けろよ~。でないと落とし穴に落ちるぞ!)
①の意味ですね。
今日は②の意味です。
さて、バイクと衝突した後、とぼとぼとレンタサイクルを押してマンションに帰った私は4時間ほど眠っただろうか。
翌日目が覚めて鏡を見て愕然とした。
眉間を中心に顔がはれ上がっていて、青たんができている。
左のまぶたは腫れて目が半分ほどしか開いていない。
痛々しすぎる。
(眉毛がモワモワっと広がって薄くて垂れているナニコレwwというご指摘は、今大幅改善しましたので、こちらをご覧ください。↓↓)
で、絆創膏で傷を隠そうとしてみたが、隠れるわけがない。
でも、仕方ないので出社。
(ここがサラリーマンだよなぁ。いまだったら絶対休むわww。またはカメラオフでZoomです。)
フロアに入ったら、「ハコさんどうしたんですか?」と口々に言われる。
「いや、バイクにぶつかりまして」
「それって事故じゃないか!早く病院に行ったほうがいいよ」
そりゃそうですね。
でもとりあえず外傷だけだし、大丈夫ですと、普通に仕事を始めた。
しかしお昼ごろから様子がおかしくなった。
なんか、めまいがする...。頭もぼーっとし始めて、さすがにやばいかなと思い始めた。
直属の上司である事業部長に相談し、そして総経理も出てきた。
「会社の車で送るからすぐに病院に行きなさい」と言ってくれた。
(総経理は優しいのだ。私は今も人として嫌いではない。
後日、結局私を処分した人なんだけど、それはいろんな要素が重なっただけなのだ。)
おおよそAM8時~深夜0時という毎日16時間は最低でも仕事をしていた当時の私は、少しでも休むとさらに事態が悪化するのではないかと、心理的に追い込まれていたので、そもそも「休む」という概念がない。
しかし総経理から言われたら、もう病院に行くしかない。
そして私自身もある意味ホッとした心境だったのを覚えている。
普段何かと私に対して辛辣な社員も、さすがに同情しているようであった。
(その彼女は、前回「他事業部」と書いた、計画毎回達成の女部長。B事業部の部長B子としておく)
総経理の車で病院に行き、MRIを撮った。
MRI経験者ならわかると思うが、なんであんな大きな音がするのか分からん(^_^;)
ビービー叫ぶ大きなMRIのワッカの中を出入りする。
基本、動いてはいけない。
一通りの検査を終えて、診断は軽い捻挫、骨に異常なし、神経も大丈夫だが、3日間安静にしなさいということだった。そして、コルセットを2週間つけなさいと。白い大きなコルセット。
下あごまで隠れるようなコルセット。
さすがにその日は家に帰って眠りました。
1.5日ほぼ寝て過ごしたところよくなってきた。
で、3日安静と言われたが3日目には出社した。
仕事は溜まっている(何がたまっていたか今となっては覚えてないけど)
前日も事業部長から「きついところすまんが数字を教えてくれ~」などの電話やSNS連絡はあったので、対応していたが。事業部全体が追い込まれてる感じだから、事業部長も大変そうだった。彼はよくこれで病気にならないか不思議だった。俺より働いていたし。
出社したのだが、コルセットが恥ずかしすぎる。
7月だったので暑さも相当なものだ。首が蒸れる。
しかし外すのも怖い。首を動かしすぎるとめまいがする。
結局、つらいのはめまいだけなんので、何とか大丈夫そうだなと2日ほど仕事をしていた。
ところが出社して2日目に、なんだか頭がぼーっとし始めた。
(事故の後遺症なのか?どうにも熱があるような気がする...)
人事部に行って体温計を借りる。(医務室などない。頼れるのは人事か総務だ)
そしたら、39度の熱。
道理で頭がぼーっとするわけだ。
またもや私は会社を早退せざるを得なくなった。
タクシーで、日本人も多く通う病院へ行った。
最上階の外国人専用の病棟に通され、診察を受ける。
血液検査とかやったかな?今となっては覚えてないけど。
そして、診断は
「肺炎です。2週間入院」
でした。
続く