本業の教育コンサルですが、コロナ禍では大きな打撃を受けていました。
現在V字回復に向けて頑張っているところです。
更に国の事業も3本申請することになり、4月及び7月はかなり忙しかったです。
コンサルと一言で言っても、顧問契約のように月2回1時間程度で助言を求められる程度でしたらいいのですが、中には「これはほぼ丸投げね」というモノがあるわけです。私は後者ですので(笑)、自ら手を下さなければいけないことがほとんどです。
顧客の経営者は夢を語り、あんなことやりたい、こんなことやりたい、と徒然なるままに表現をされます。更に経営者の彼の中でとてもホットな話題を入れ込むことも希望してきます。
例えば、観光庁の事業で「インバウンド需要を喚起して地域に3000人を呼びこむ」というようなものがあれば、地域の旅行業者や地元企業と提携してインバウンド受けするコンテンツを開発しイベントを企画するのがオーソドックスな方法です。海のレジャーや農業体験、農泊体験など以外に地域の人が当たり前と思っていることがコンテンツになりえます。
しかし、新しいことが好きな経営者は、
「メタバースなら1万人集められる!」
「そこでNFTを売ろう!学生に地域の魅力をデジタルアートで表現させてNFT化するのはどうかな?」
「いまはリスキリングの時代だ!失業者にもそれを学んでもらうカリキュラムも一緒につくるぞ!」
と、どんどん広がります。(苦笑)
私はメタバースもNFTも大賛成ですし、経営者がそういう知識に明るいのは素晴らしいと思います。むしろ私も是非やってみたい(というか一部別の方面でメタバースもNFTもやってますが)と思うのですが、問題はこの事業でそれをやるのか?ということです。
実際に外国人を3000人集めようという事業に、「メタバースで1万人でいいですか?」と国に質問して、「いいですよ」なんて言うわけないのです。「NFTアートを販売」なんて書いても、事業の審査をする有識者が60~70代のおじいちゃんなわけですから、「NFT?なにそれ?」という人も多いだろうし、
「この事業にNFTは必要なのか?ロジックが飛躍している。」
...と言われるのがオチなのです。
というか、マジでそんな感じのオチで、今年は3本中2本を落としてしまいました。1本2000万円を軽く超える事業ですので、生半可なものでは到底通りません。有識者からの辛辣な意見を付した「不採択通知」が届きました。かなりの時間を割いたんですけど。
経営者のやりたいことを何とか盛り込んであげようと頑張りすぎて、国の有識者には通じなかったみたい。
で、要は、国の求めるもので且つ事業として成り立つロジックを積み重ねてそれを資料に表現する必要があるかなり骨の折れる仕事です。
これ以外にも教育コンサルは学生募集の広報活動も請けていますが、一口に広報と言っても、ウェブサイト・SNS・リーフレット・客先訪問などなど多様な業務がありますからすでに私一人ではどうにもならない業務量となっていました。
そのため、なんとか顧客にいわゆる教育コンサルの私専属の「秘書的な」方を置いてもらうことになりました。彼女の給料分は更に稼がないといけないのでプレッシャーですが、いまはその彼女のお陰で顧客とのアポイントや資料の送付、SNSでの発信や国や県の事業の経理業務などをお任せできるようになりました。
これまでも手伝ってくれる人は事業ごとにいたのですが、同時に3~4人を相手にして指示を出すのも大変でしたし、彼ら彼女らも何足もわらじを履いているような忙しい人たちでしたので、どうしてもレスポンスが遅くハラハラさせられていました。
いまは専属の秘書さんがいるので全て任せることができ、またその彼女も仕事がさばける人でしたので、本当に助かっています。
秘書さんが来るまで、僕はどうやってこなしてたんだろ?、と思います。
今となってはお陰様でこうやってブログを書く時間ができました。
以上、V字回復に向けて貴重な戦力が加わった、という話でした。
半分以上顧客の愚痴になってしまったことは反省しております。
ではまた。