走りながら考える~人生は長いマラソンだな~

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VISION株式会社との闘い⑨代理店というR社に乗り込んできたの巻(その2)

連日の投稿です。

支離滅裂の仮想通貨のお話から、ショボいアプリに草生える話をお楽しみください。

 

◎仮想通貨について
ハコ:仮想通貨について教えてください。レンタル契約説明書なるものに記載してある、「仮想通貨」って何なんでしょうか。

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なんの仮想通貨なのか全く言及していない意味不明なレンタル契約説明書



I社長:ビカシーといいます。100bksh=1USDT=1USDなんです。

(ほぉ 聞いたことないな。そしてとてもわかりやすいww、ほぼ日本円と同じようなレート)


ハコ:上場していませんか?どこかの取引所に。

I社長:上場とかはしていません。エジソンウォレット社と提携しており、そこでビカシーコインを管理しているんです。


ハコ:USDTはいろんな取引所で交換できるのはわかる。ビカシーはどこの取引所に上場していますか?ビカシーをたくさん持っていたとして交換できる場所はありますか?


I社長:交換できる場所はあります。うちの会社(R社)を通して、エジソントレードで交換できる。

エジソントレードとエジソンウォレット、前者が会社名で後者が取引所名か?結局始終どっちがどっちなのかわからなかった。目の前の女性たちも混乱してるんじゃないかな。)


ハコ:エジソントレードは金融庁に認可された取引所なのですか?
I社長:認可されていると、思います。

(思います、かい!(笑))


ハコ:世の中に、仮想通貨詐欺も多々あって、将来上場しますからとトークンを購入させられて、結果的に雲散霧消というケースがありますので....。

I社長:いずれはビットコインなどに交換できる仕組みはある。もうちょっとして、私(I社長)はできると言われたんですけど…。

(アプリ画面を見せながら)


I社長:ビットコインとか、イーサリアムとかここに書いてあるんですけど、ビカシーを持っている人はいずれここで交換できるんですけど。


ハコ:今、ここで交換できますか?


I社長:換えられます。ビカシーをビットコインに変えたりするんです。動かせる金額が決まっている。

(お、やってくれるかな?)

I社長:あ、でも私はできなくて...。3月に入ったらできるはず。

(何じゃそりゃ)

I社長:いまはですね、誰だっけ?あそうそう、Dさんという人ならできるんだけど、今日いないんですよ。彼女しかできなくて、いまは。
その仕組みを勝手にしたら(勝手に交換したらという意味か?)、だめですよと言われているので。


ハコ:誰がだめだと言うのですか?V社ですか?


I社長:いや、V社はもう無いんです。もう存在しない。お金を換える仕組みだけ残っている。仕組みはとしてはあるんですよ。毎月34万円をハコ母さんは出せるわけだから、34万円を日本円に換える手続きができる。日本円に換えて出してしまうと、他の仮想通貨に換えられないんです。換えずに、ビカシーのまま残しておけばいずれビットコインとかの仮想通貨に換えることができる。だけどいまそういう交換をできる人が限られている。流通が限られている。エジソンウォレット社はちゃんとした交換システムを持っている。

(ちょっと話についていけないというか...。換えられる仕組みはあるけど、制限がある。換えられる人は限られている。将来はできる。なんのこっちゃ。おおよそ彼女らの言う仕組みとやらは理解したので、別の質問をする。)

 

◎R社やI社長の立ち位置
ハコ:I社長の立場はなんなんですか。V社は今は無くなったそうですが、I社長はいまはどんなお立場ですか


I社長:私の経営するR社はV社との代理店契約があった。でもいまはV社は存在しないので、その代理店契約もないことになる。
やっぱりお客様に迷惑をかけないように、V社は一生懸命活動されて、ビカシーを振り込むというところまでちゃんとやったんですよ。

 

◎多額(?)のビカシーはいったいどこからやってきたのか

I社長:あとはそれを日本円に換えられるように、一日何人までという制約はあるが、エジソントレードという会社に任せている状態。

ハコ様のお母様の1200万円分は6月にすでにビカシーでお母様のアプリに入っている。


ハコ:でもそれはすぐには換えられないのですよね。


I社長:はい、毎月のレンタル料分だけ換えられます。


ハコ:現時点でも正に世界に貸し出されており、そのレンタルの毎月の収益が上がるから、その収益がもらえるビジネスだと聞きました。

なのに、なぜハコ母には1200万円分が既にビカシーとして振り込まれてしまっているんですか?収益はまだまだこれから将来に向けて毎月入ってくるんですよね?なのにもう振り込まれてるって、なぜなんですか?


I社長:だって、事業をやっているからです。V社がいろんな事業を
(いろんな、ってなんだよ(笑))


I社長:ある程度保証がないとコインは出せない。決済通貨として使うコインです。それはどこかに資産がないとエジソンウォレットにはコインは出せないわけだから。

(つまりこういうこと?→

 ハコ母の1200万円や他の契約者の満期でもらえる金額の資産分はV社がすでに持っていた。いろんな事業をやっていたから。

 今はエジソンウォレットにビカシーというコインの形で支払われており、いま契約者のアプリ上に存在しているのだ。

 ...ということか。)


I社長:このまえリベリアかどこかに、ビカシーの取引所ができたんですけど。

(なぜいまその情報ww リベリア… 西アフリカの小国をいま挙げられてもなぁ。そういえば、消費者庁の注意喚起の文書には、この怪しいビジネスの説明会で、アフリカでのビジネスなんだと饒舌に代表者が語っていた。)

※実際の文書を見たい方は、こちら。長文です...。私は全部読みました。

https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_transaction_cms203_210323_1.pdf

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消費者庁のページ掲載されている資料のスクショ


I社長:それでですね、私たちがお金を換える作業は管理者を通してさせていただいているので。


ハコ:誰が管理者なのかわからないが、もしも1200万円を換えたいと言えば、管理者が承認すれば換えられる?

(管理者というのは、今日ここにいるAさんやHさんたちのことを指すのかもしれない)


I社長:いいえ、換えられません。
レンタルフィーで毎月決められた額を日本円で払うという契約なのですから。
毎月換えずに、貯めていって、ある時一気に換えることはできる。だから貯めていくやり方を選んでいる人もいる。

(あー、それってラストで大損を出しちゃう人のケースだな)


ハコ:今存在するビカシー分の資産は、すでにV社が築かれていたということですか?かなりの金額だと思われますが。

消費者庁が2021年に公表した注意喚起の時点で被害額は少なくとも647億円とのことだった。実際はもっと多いはずだ)


I社長:あるんです。資産が。ハコさんは疑っているようですが、毎月支払われているんですよ。だからあるんです、資産が。
ハコ:それだけ収益が上げられるのなら、どんだけすごいか商品を見たいです。

 

◎商品について
I社長:これは、前の会社のタブレット。通信ができないので今は、どうかな…
例えばアプリの中には、カラオケとか、世界中のテレビの権利を取って、中国とかアメリカとかインドとかいろんな国のテレビが見られるワールドTVというのもあって。
アプリの開発は韓国にあるので。韓国の子会社が技術開発をどんどんやっているので、それは何年も前から販売したりしているわけだから。
これはカラオケアプリ。

(ぽちっと曲名を押すと音楽が流れた。日本の70年代歌謡曲


海外にいる日本人がたくさんいるじゃないですか。日本でカラオケは当たり前だが、世界でカラオケが歌えるところは少ない。だから簡単にこうやって100円や200円でカラオケが歌えるんです。

(アジアではかなり普及してますけどね、カラオケ。私は中国や台湾、韓国やベトナムで行きましたけど、何回も。現地社員と二次会で騒ぎまくってましたけどねww)

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ハコ:何曲入ってますか?
I社長:30万曲、40万曲…だったかな (後で調べたらDAMよりは多かった)

 

(だがしかし...見せられるアプリはこのカラオケアプリだけとのこと。正直U/Iもしょぼい…。開発に何億円もかけているというが、どう見たって一般的スキルを持つプログラマーが3~4日かければできそうなしょぼい画面だ。このアプリ一つを見ただけでも、うさん臭さMAXである。

ワールドTVなるものも、アジア各国で現地業者があの手この手で、母国のテレビが見られるセットトップボックスを月額4000JPY程度でレンタルしていた。私も利用者の一人であった。もう10年も前の話ですけど。そして今はテレビはオワコン、多様な動画サービスが溢れている時代。V社のワールドTVアプリが世界市場で大きな収益を上げるなんて本当に考えにくい。

この後いろいろ説明聴いても、商品について私が納得できる情報が出てこない…)

 

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今日はここまでです。

仮想通貨の説明も、商品の説明も、私が納得できるものでは到底ない。

らちが明かないので、ここから、I社長がなぜこんな事業をやっているのか聞きたくなった。なぜこのような怪しい商売に身を投じているのか。自戒の念が少しでもあるのか?

そして、今回の目的、売買金額の返還を求める和解提案を投げかけるのだ。

日付も変わりました。おやすみなさい。