走りながら考える~人生は長いマラソンだな~

無理な背伸びはしなくていい。嫌いなこともしなくていい。できることを仕事にしよう。できないことは諦めろ。気が進まないことも断ろう。好きなことをやろう。今日が人生最後の一日でもOKなように。

VISION株式会社との闘い⑦弁護士相談の巻

昨日弁護士相談に行ってきました。

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弁護士を待っています

限りなく詐欺に近いが、詐欺としての立証が難しいケースだとのことでした。それが狙いでもあるでしょうと。すでに3社目の名義でまだ活動を続けていると思われます。

 

提案された解決方法は以下の通り。

・商品の売買契約書が締結されているが、商品を見たことも受け取ったこともない

・契約書の記載事項を履行していないということで「不実告知」である。

・消費者法に基づいて、契約の取り消しを申し出る。

和解契約書を準備しておき、一括または分割での支払い計画を記入させ、双方合意の署名を行う。

 

 1回目の相談は無料だそうです。

 もしも訴訟などになれば、手付金と成功報酬16%が発生する。

 和解契約書を弁護士が作成してくれるようだが、それは本来5万円かかるらしい。

 しかし、それも丁寧に書き方を教えてくれた。

 めっちゃ良心的です。

「こんなに丁寧に教えていただいてもいいのですか?」

「サービスです」

 とても良い人だ。

 

 色白で細くて一重でメガネで、小柄なので、少し地味なイメージ。(失礼)

 僕も法学部のはしくれだが、20年以上前に、司法試験を目指すまじめな法学部女子学生の中にも、このような物静かそうな朴訥とした雰囲気の女性がいたなぁ。同じ同級生だけど、目指す場所が違う彼女&彼らとは、なんか俺は違うなぁと思っていた。

 

 目の前の弁護士さんは、相談が始まるとじーっと契約書を読んでいた。

 出した契約書やサインさせられたものを、じーっと読んでいた。

 一行一行、丁寧に。そしてどこか楽しそうにも見えた。

 多分、好きなんだと思う。相談者が持ち込んできた、詐欺疑惑のにおいがプンプンする怪しい契約書を読み込み、問題点を探し出し、民法・消費者法等々の知識に結び付け、過去の判例の引き出しを開け、そして一つの解決案を提示する。

 そして相談者(私)は一生懸命メモを取り、感心するのです。

 

 そして、大学までは同じような道を歩んでいたが、今の私と目の前の彼女は、全く違う道を歩んでいます。

 法学部に入って授業を聴くうちに、「あー、俺だめだこの論理をこねくり回す学問」と不適合であることに気づいた私。なぜ好きでもない学問を選んだのでしょう。ただ、「文系だったら法学部に行けば就職に有利(かも?)」という根拠もない話がきっかけでもあった。不純です。

 

 何とか卒業したし、好きでもないことを仕事にする必要もなかったし、いまの事業は楽しくやってるので結果オーライです。

 目の前の女性弁護士は、たぶんこの仕事が好きなんですね。司法試験にも合格して、ほんと優秀だなぁ。

 

 そんなことを考えておりました。

 

 そして今日は、V社との仲介役であるR社との面談日です。

 

 いま和解契約書を書いています。

 

 頑張ります。