昨日弁護士相談に行ってきました。
限りなく詐欺に近いが、詐欺としての立証が難しいケースだとのことでした。それが狙いでもあるでしょうと。すでに3社目の名義でまだ活動を続けていると思われます。
提案された解決方法は以下の通り。
・商品の売買契約書が締結されているが、商品を見たことも受け取ったこともない
・契約書の記載事項を履行していないということで「不実告知」である。
・消費者法に基づいて、契約の取り消しを申し出る。
・和解契約書を準備しておき、一括または分割での支払い計画を記入させ、双方合意の署名を行う。
1回目の相談は無料だそうです。
もしも訴訟などになれば、手付金と成功報酬16%が発生する。
和解契約書を弁護士が作成してくれるようだが、それは本来5万円かかるらしい。
しかし、それも丁寧に書き方を教えてくれた。
めっちゃ良心的です。
「こんなに丁寧に教えていただいてもいいのですか?」
「サービスです」
とても良い人だ。
色白で細くて一重でメガネで、小柄なので、少し地味なイメージ。(失礼)
僕も法学部のはしくれだが、20年以上前に、司法試験を目指すまじめな法学部女子学生の中にも、このような物静かそうな朴訥とした雰囲気の女性がいたなぁ。同じ同級生だけど、目指す場所が違う彼女&彼らとは、なんか俺は違うなぁと思っていた。
目の前の弁護士さんは、相談が始まるとじーっと契約書を読んでいた。
出した契約書やサインさせられたものを、じーっと読んでいた。
一行一行、丁寧に。そしてどこか楽しそうにも見えた。
多分、好きなんだと思う。相談者が持ち込んできた、詐欺疑惑のにおいがプンプンする怪しい契約書を読み込み、問題点を探し出し、民法・消費者法等々の知識に結び付け、過去の判例の引き出しを開け、そして一つの解決案を提示する。
そして相談者(私)は一生懸命メモを取り、感心するのです。
そして、大学までは同じような道を歩んでいたが、今の私と目の前の彼女は、全く違う道を歩んでいます。
法学部に入って授業を聴くうちに、「あー、俺だめだこの論理をこねくり回す学問」と不適合であることに気づいた私。なぜ好きでもない学問を選んだのでしょう。ただ、「文系だったら法学部に行けば就職に有利(かも?)」という根拠もない話がきっかけでもあった。不純です。
何とか卒業したし、好きでもないことを仕事にする必要もなかったし、いまの事業は楽しくやってるので結果オーライです。
目の前の女性弁護士は、たぶんこの仕事が好きなんですね。司法試験にも合格して、ほんと優秀だなぁ。
そんなことを考えておりました。
そして今日は、V社との仲介役であるR社との面談日です。
いま和解契約書を書いています。
頑張ります。