走りながら考える~人生は長いマラソンだな~

マラソンは瞑想です。人生は迷走中?不惑四十を過ぎても惑い続ける男がここにいます。マラソントレーニング、糖質制限ダイエット、億り人を目指す投資、結願まで頑張りたいお遍路、激務で休職してからの人生大転換…いろいろあるんだ、ちょっと僕の話を聞いてくれよ

VISION株式会社との闘い②(無料法律相談に行くぞ編 )

さて、1月6日に弁護士無料相談の予約回答待ち、ということろでストップしておりました。すみません。結論から言うと、予約は取れました。

 

翌朝1月7日金曜9時20分ごろ、まさに朝のミーティング中に折り返し電話が。

弁護士無料相談の予約担当の奥様「ハコさまですか?お間違いないですか??1月11日の予約ですけれども~」

私「あ、あ、いま会議中、打ち合わせ、忙しいのですけどもぉ~」

予約奥様「13時ですよね?14時でしたでしょうか?その連絡なんですがね。はい、あのですね、電話相談という形で承ってまして、電話相談はこれまで前例がなくて...」

私(おいおい、断りの電話かよ!)「あー、私は電話相談じゃなくて、母がですね現地で対面相談で、私はそれを電話で聞きたいんですけども!あ、でも今、会議中なんでちょっとまた後でこちらかかけますんでう!!!」

予約奥様「はいはい、でも電話で相談したいんですよね??で、ですね、予約は...あ、お忙しいなら折り返してください」

私(めんどくさいなぁ、というか結論を先に言ってくれ...)

ガチャンと電話は切れました。(僕が自分で切ったんだっけ?忘れた)

 

そして、お昼過ぎ、折り返し電話をかけようと思ったら、似たような市外局番から着信が。

私「はいもしもし、ハコです。」

お姉さま「あ、こちら消費者庁でして、ちょっと気になったことがありましてお電話したんです。昨日の電話以降、VISION株式会社について調べまして....」

(無料相談の奥様ではないぞ。おお、なんと、消費者庁のあのお姉さまが自主的に調査してその見解を電話で伝えてくれるんだ。。。)

 消費者庁、神だ。

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消費者庁の優しいお姉さま

 お姉さま曰く、伝えたいことは3点。

 

①売買契約書ならば訪問販売であるが、訪問販売協会の指導で、契約者が70歳以上の場合は同居や親族などが同時にサインすべきとなっている。あくまで指導だが、それはないですか?

 →残念ながらそんなサインは誰もしていない。

お姉さま「法的な縛りはないにせよ、相手にとっては不利な事項なので今後話を有利に進めるためにも知っておいたほうがいいです。」

 (なるほど~)

 

②そもそも仮想通貨で支払うと言ってきているが、仮想通貨は資金決済法の下で登録業者が取り扱うもの。VISION株式会社(V社)が登録業者なのでしょうか?

 →それはわかりませんけど、そもそも契約書上に書いてある「仮想通貨で支払います」という文言が意味不明です。どのコインなのか、どの仮想通貨なのかすら記述されていない無茶苦茶な内容なんです(マジ、こんなものにサインさせられてるってなんなの?泣きたいっす。)

 

③これはアドバイスですが、消費者庁のV社に関する営業停止命令の文書を印刷して、無料相談の際にお母様に持参させてください。30分の無料相談なんで、あっという間です。どんな誘い文句でどのようなうさん臭い投資話に巻き込まれたというのを口頭で説明していたら、あっという間に30分すぎてしまいます。

 →ありがとうございます。資料は印刷しておきます。

 

以上の電話の内容であった。

わざわざ相談翌日自主的に電話くれるなんて。うれしいではないか。

消費者庁、神。みなさんも困ったら市外局番なしの「188(いやや)」にお電話を!

 

さて、早速お昼休みに該当資料を印刷。そのまま速達で母に送った。

(もちろん実家にパソコンもプリンターもないし、実家近くに住む私の妹も残念ながらそのようなヘルプはできるスキルはないので県外から郵送(;'∀') というか妹にも内緒だからヘルプも頼めない)

 

午後になって、弁護士無料相談から電話がかかってきた。

 

予約受付奥様「弁護士は、電話での同席は大丈夫と言っています」

(案の定だな。断る理由がないしな。2回も窓口で俺を門前払いしようとした奥様が淡々と「予約取れました」と話している...(*'へ'*) ぷんぷん

 

奥様「で、これからが大切ですのでメモを取ってください。まず...」

 

聞くと、なんと、足腰が悪くすでに歩行器もなければ20mも歩けない母が、まず市役所に行って無料法律相談申請をして、予約票をもらうんだって。大変だ。。。俺は県外にいるから手伝えない。

誰にも言えない案件だから、母は介護タクシーなどで頑張っていくしかないだろう。

 

そして、母に上記のことを伝えて、準備してもらうことにした。

3連休直前なので、11日(火)の当日に朝から市役所に行ったりしないといけないので、母には重労働だ。でも、そうするしかない。

 

こうして私は1月7日に予約を完了した。

 

そして2日後。世間的には三連休の中日、1月9日(日曜)。

 

ちょいとシゴトもどきのことで朝から出ずっぱりで、疲れたところで車の中で昼寝をしていると、母から電話が。

 

母「弁護士相談に行けなくなったんだけど」

私「は?何言ってんの?」

母「その日、11時からある人のお葬式があってね。お別れの会だからと親族以外では私ともう一人しか呼ばれてないので、絶対行かなくちゃ。行ったら時間もかかるしその日はもう時間がないのよ。」

私「ちょっとまって、法律相談は14時の予約だし、お葬式のお寺からタクシーで10分かからないよね?お葬式とお別れの会で3時間たってもその場を離れられないって、それはないでしょ。900万円を取り返せるかどうかの話だよ???優先順位が間違ってないか?」

母「そうだけど、大事な日だから…」

 

(なんかおかしい。気持ちが進まないだけじゃないのか?)

 

母「だって、いまもなんとか月34万円帰ってきて、200万円以上手元に戻ってきたから、このまま待っていればいつか全部帰ってくるんでは...。これまで20年お付き合いのある人だし...」

 

あー、なるほどこういうことか。

人はこのようにして、自分で自分を納得させて、現実から目を背けてしまうのか。

めちゃくちゃわかりやすい心理、心の動揺である。

 

確かに私もとてもよく知っており大変お世話になった大切な方が遠方で亡くなった。

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地元にお骨が帰ってきたタイミングで、お別れの会を近しい人で開くという大変重要な日であることはわかる。しかし、私も仕事を調整し、1月22日のV社の窓口となっている面々と会うために着々と準備をしており、1月11日の電話で相談に参加する機会を逃せば、おそらく法律相談できるタイミングがないのだ(スケジュールがマジで詰まってる)。

 

友人に騙されたとは信じたくないという母の気持ちも慮りながら、言った。

「お母さんの気持ちもわかる。でも、今このタイミングを逃したら解決が遠のいてしまう。まずは専門家の話を聞いて、それから自分で考えたらいい。もしかしたら間に立っているお母さんの友人も追い込まれているかもしれない。一部がお金儲けして、周辺や末端が損をするような、そんな事業は長く続けさせるべきではない。」

そして続けました。

「幸せを分け与えて相応の対価をもらうのが本当にやるべきビジネスなのに、関わる人の多くが損失を被って騙されて不幸になるビジネスだとしたら、やはりどこかで断ち切るべきだよ。」

 

母「うーん、そうだけど。。。」

 

 無言の数秒。。。

 

私「最後は誰を信じるの?」

……

私「僕を信じてよ」

 

私は、思わず、ドラマのセリフのようなことを言っていた。

 

母「... わかった。行く。無料相談に行くから」

 

なんとか、母は思いとどまった。

 

大切な方、と書いたが、実際には母にとっても私にとっても一番の恩人ではないかという人が亡くなったのだ。突然に。それで母もさらに動揺したのかもしれない。つらいことが重なり、70代の母はよほど堪えているだろう。

 

消費者庁の優しいお姉さまが、そういえば、言っていた。

「詐欺被害にあわれた方と、それを諫めたり正そうとする親族や子供とがもめるケースがあります。まずは、お母様を非難したり、否定したりすることはされませんよう。ご本人も事実が明らかになるにつれ、十分に苦しまれるはずです。支えてあげてください。」

 

起きたことは仕方がない。

粛々と、事に当たるしかないようである。