正月早々、母が900万円以上をPRPシステムという意味不明の売買契約につぎ込んでいたことを報告した。
今日やっと、消費者庁に電話することができた。
局番なしの188に電話をする。
市外局番を入力させられた。相談者の最寄りの地区の窓口に転送される仕組みのようだ。
「1分あたり○○円の通話料が...かかる...」と音声案内だが、こっちは業務中の隙間時間にかけているから、耳に入らない。てか、有料ダイヤルなのね。
900万円を取り返すために、数百円の通話料なんてどうでもよい。
ほどなく、
「○○市の消費者相談センターですが」と上品な奥様の声。相談員らしい。
「なるほど、お母様がですね。○○市にお住まいなんですね」
私は当然県外に住んでいるが、相談者が母なので、母の住まいの市外局番を入れておいた。かいつまんで説明した。
VISION株式会社は、相談員は知らないということだ(あれ?)しかし、前身のウィル株式会社は確かに記憶があるそうだ。
(普通ならパソコンでも操作しながらググったりして話を聞きそうなもんだが、それはやってくれないのである。消費者庁のHPにVISION株式会社の業務停止についての文書があるのだけど。。。)
相談員の回答はおおよそ以下の通り。
①マルチ商法に近い詐欺行為。(近い、というのは、相手が母に対して更に別の人を勧誘するよう誘導しているわけではないから)
②月34万円ずつバックされ3年で30%以上のリターンがあることは契約書に一切記載されていないことと、そもそも総額900万円以上の大金を短期間に支払ったという事実には驚きを隠せない。(そうでしょうね…僕もです)
③売買契約であるが、そもそも商品を渡されていない(債務不履行)
④おそらく集団訴訟にも発展しかねない案件である。(ただし集団訴訟では全額戻るケースは少ない。被害者に被害額に基づいて分配される。)
⑤仲介してくれた友人や領収書を発行した企業に対して母が返金を迫ったとしても、元締め(VISION株式会社)はそれに対抗する様々なノウハウを持っていることが推察される。
次のステップとして以下のような提案だった。
・地域の弁護士無料相談センターを紹介するのでなるべく早く相談に行くこと。
・上記③のように「債務不履行」であることなどを理由に、全額返済を請求するなどの解決手段を示してくれるのではないか。
消費者庁からの助言は以上であった。
そしてすぐに、弁護士無料相談センターに電話。
私は移動しなくてはならなかったので、車に乗り換えて、ハンズフリー会話だ。
早速無料相談30分の予約を取る。
私は遠方にいるので、「母は現地で対面無料相談、私は母のスマホを通じて電話で参加」をお願いした。
ところが、「電話相談はできません。現地対面のみです」と予約受付のお姉さまが言う。
私「いやいや、母が対面なんで。私は電話で話を聞き、質問もさせていただきますが」
お姉さま「いえ、電話は前例がありません。電話で同席も前例がありません」
私「そういうルールがあるんですか?」
(なんかお姉さんの隣で、明らかに電話口でだれかひそひそ話てる)
お姉さま「いえ、ルールではなくて、前例がありません」
私「弁護士の方もそうおっしゃっているのですか?」
お姉さま「少々お待ちいただいていいですが」
(誰かと相談している)
お姉さま「いえ、担当弁護士はいま別件で取り込んでおります」
(誰と相談してたんだ?ただの受付お姉さまの同僚同士でひそひそ相談か...( ノД`)
私「でしたら弁護士の方に聞いてください。彼がOKだったら電話同席します。NGだったとしても、弁護士の『こういう理由だからできません』という説明があったら納得します。あなたの『前例がない』では納得できません」
ということで折り返し電話を待つことに。
実はやり取りはこれだけではなくて、お姉さんはいろんなことを言ってきた。
「お母様の住所ではなくて、あなたのお住まいのところで、まずどこかで無料相談してはどうですか?どこで無料相談できるかはわからないのですが、そのほうが確実ではないでしょうか」とか、
「お母様おひとりでは相談はできないのでしょうか?」
などなど私としては今聞きたくもない無用な提案をしてきて、さすがにちょっとイラっと感じてしまった。
おまけに、最近なぜか着信できない不具合が多発している楽天モバイルの番号を伝えてしまっていたので、「別の回線の電話番号に折り返しをもらうために再度電話する」という無駄な通話も発生した。
(楽天モバイル 着信しない とググるとたくさんヒットしますよ。私も同じ症状。。。)
結局折り返しは明日になりそうだ。(というか日付は変わったので今日か)
また明日報告します。
おやすみなさい。