あけましておめでとうございます。
ブログはご無沙汰しております。今年は呟きレベルで良いので継続しようと思います。
悲しい事実とは…。
高齢の親の資産を把握しておこうかと会話をしていたところ、900万円をとあるものに投資していると言い出した。毎月振り込まれて3年間36ヶ月で1200万円になると言う。めちゃくちゃ怪しいではないか。
まさか人並み以上に賢い母が騙されるとは。
(母は高校で珠算部、全国珠算大会で10位程度だったらしい。今もスーパーのレジに並んだ時には代金の計算は終わっており、8桁くらいの暗算もお手のものである)
本人は嫌がっていたが、翌日契約書を見せてもらった。
VISION株式会社とよくわからないソフトやアプリの販売契約が結んである。しかし支払い先で領収書名は地元のとある企業だ。窓口になっているのは20年来の友人らしく、その人物の名前はどこにも出てこない。
VISION株式会社で検索したところ、消費者庁による業務停止命令がなどの情報が。実態のない海外向けのソフトや機械のレンタルビジネスの収益を消費者に還元するという詐欺まがいの商法。
友人は解約はいつでも受け付け、全額元本を返すと口約束しているらしいが、果たして…?振込は約束の毎月ではないが遅れつつも34万円が7回分、238万円入っている(通帳を見た)。振込元は「エジソントレード」。これも怪しさMAXだ。
売買契約以外にも意味不明なレンタル契約書があり、月々4万円強(?!)を現金または仮想通貨で支払うと書いてある。その仮想通貨が何かは書かれていない(爆
もう無茶苦茶だ。
誓約書にも全て「レ点」で⬜︎にチェックさせられており、そこには
⬜︎投資でないことを理解している
⬜︎自己判断で締結した
⬜︎内容を十分に理解して契約した
云々…
消費者をバカにしておるo(`ω´ )o
もうマジで無茶苦茶だ(2回目)
母は早速仲介者の友人に電話した。
今日来てくれるらしい。
こちらは消費者庁に電話したが休日(当然か)、今から警察の窓口に電話する。
母は、まずは穏便に済ませるべく、「まとまった現金がいるので解約したい」と申し出てみるらしい。
さてどうなるのか。
私はまじめにコツコツ株や投資信託に注ぎ込んできたが、やはりマネーリテラシーは大切である。日本人はお金の教育を受けて来なかった。聡明な人でも、全く認知症の疑いがない人でも、お金の仕組みがわかっていないからこんなことに騙される。やや怪しいと思っても相談はせず、信頼している友人の言うことだからと一線を超えてしまう。
まさか身近にこんなことが起きるとは。
親を養えるくらいの資産は築いているので、いざとなったら助けるしかないだろう。残り700万円弱、戻ってくるだろうか。
これまで身体が弱く仕事も長続きしなかった父のために必死で働いてきた母のことを思うと泣けてくる。
なんとか助けてあげたい。
…にしてもだ。
とんでもない正月だ。