貴重な経験を、今まさにしておりますので、報告いたします。
ちょっと出張に行きました。
日曜日に、とある新幹線の駅で降りました。
21時過ぎ、突然携帯が鳴ります。
「もしもし、ハコ様でしょうか」(私はハコと申します)
「はい」
「先週金曜日に、お越しいただいた、○○○○カンパニーの者です。」
「あ、はい、その際はお世話になりました」
なんで、日曜の夜にわざわざ、電話してくるのかな?と不思議でした。
サラリーマンではないので、土日の感覚にちょっと疎くはなっているんですけど。
それでも、電話をかけてきた相手は、サラリーマンですからね。
なんでこんな日のこんな時間に?と思いました。
「実は、ハコ様と面談いたしました、弊社のYというものが、PCR検査で陽性になりまして...」
おお、なんと。
そういうことか。
それは一大事であるぞ。
聞くと、翌日以降、保健所から私に、ハコが「濃厚接触者」なのかどうか、判定を伝える電話がかかってくるのではないかと、その電話口の人は言っていた。
今後のビジネスのことも考え、「ご丁寧に連絡ありがとうございます~」と落ち着いてご挨拶し、「Y様もどうかお大事にされるようお伝えください」と、若干の神対応を成し遂げて、電話を切った。
さて、これからどうしよう。
出張先は実は実家に近いので、70を過ぎた高齢の母がいる自宅に泊まる予定だった。
濃厚接触者かもしれない男が、齢74のばあさんと一緒に過ごすのもどうなのか。
でもとりあえず実家に帰った。
気の緩みがちな母には、道すがらLINEで、「家でもマスク、タオルは別々、アルコール消毒」を伝え、彼女もルールに従ってくれた。
さて、結局月曜日のアポイントは全部オンラインに切り替えた。
日曜日に目的地に付き、近くにアポイントの相手はいるのに、月曜日はオンラインで面談。
「すみません、濃厚接触者かもしれませんので、オンラインに切り替えていただきたいのです」と連絡して、全員にOKをもらった。みんないい意味で、コロナ情報に詳しくなり理解が進んでいるな、と感じた。
ということで、オンラインの面談を、月曜日に5本こなしました。
移動しなくてよかったので合間時間にいろいろ資料作ったり、母親の作った昼ごはん食べたりできてよかったな。
で、午後になっても、保健所からの電話がかかってこない。
15時なってもかかってこないので、こちらから電話した。
そしたら保健所の担当者が
「調べますので、コロナ陽性と診断された人の名前を教えてください」
と言われたのだ。
ちょっと怯みました。
大切なお客様のY様、私が地方移住して間もなく知り合って、仲良くしているY様の名前を、いまここで出してよいものか...。
しかし保健所の担当者は言います。
「コロナ陽性者はすべて把握しています。お名前をここでおっしゃっても問題ありません。調査のために必要な情報ですので、正確に教えてください」
なるほど。
で、伝えました。漢字表記も丁寧に聞かれたので答えました。
担当者曰く、確かに、その人、Y様は陽性者で、
「今日一日かけて彼の過去14日間の行動記録をヒアリングしています」
ということだった。
「接触者に順次連絡していますので、今日中か、遅くとも明日午前中には、ハコさまが濃厚接触者か否かの判断結果を伝えます」
そういうことでした。
で、待ってましたが、夜まで、電話かかってこなかった(´;ω;`)ウゥゥ
保健所、忙しいんだろな。。。
昼間の電話でも、ジャパネットのコールセンターか!!と突っ込みたくなるほど、外野の声がうるさかった。
もう一名、僕と一緒にY様に面談した人も保健所に電話したそうだが、なかなかつながらなかったと言ってたし。本当に、保健所のみなさん、お疲れ様です。
で、保健所の電話連絡を待たず、すぐに本拠地に戻って、PCR検査を受け、陰性であることを証明したいという衝動にかられました。なので、火曜日の予定も全部オンラインの承諾をもらい、私は新幹線で本拠地に帰ってきました。
保健所の連絡を待ちます。明日も当然テレワークです。
ちなみに、自覚症状などはありません。