お遍路区切り打ち第2段に突入!
香港から帰ってきて翌日高知に飛んだ。こんな強行軍、妻は詰め込みすぎだと言うが、気にせず。高知から唐浜の民宿へ移動し、宿泊。
そして翌日、朝目覚ましが鳴る前に目が覚めた。5時半前に起床した。
宿のおじさんが入れてくれたコーヒーを一杯だけいただいた。昨晩おじさんと少しお話ししたが、沖縄出身で調理師免許を持っていて、福井や滋賀でも仕事をしていたらしい。
その後東京で10年間タクシーを走らせた後、友達のツテをたどって、数ヶ月前に高知に来たばかりだそうです。僕の東京の住所を見て懐かしがっていた。
おばさんにも挨拶をして6時半に宿を出た。本日は28番札所大日寺を目指す。
歩き始めて10kmにも満たない距離で、なんだか足が痛くなってきた。今回は足に負担をかけないよう、悔しいが、走らず早歩きすることに決めている。前回は1日平均50kmを走って、4日目に足が完全に逝ってしまった。今回の9日間のお遍路はすべて早歩きで1日40kmを目標にする。なぜなら、12月2日には野口みずき杯の伊勢ハーフマラソンがあるから。そこで少しでもまともな走りができるように、足はなるべく消耗しないようにしたい。しかしながら私の足は上海ダメージからも全快とは行かず、20km地点では土踏まずや太ももの付け根が痛く、辛くなった。
途中たぬきに出くわしました。何故か目があっても逃げません。居合わせた地元のおじさんも「珍しいなぁ。普通は逃げるんやで」と言っていた。見たところずいぶん弱っていそうなのでかわいそうだった。僕がじっと見ていると逃げようとして動こうとするがほとんど動けない様子。
11時前に雨が降り始めた予報通りだ。自作の菅笠を取り出してかぶる。前回のお遍路で色あせた文字も、マジックで再度書き直してある。
今回のお遍路も1日目が雨となった。前回と違うのは、明日以降は雨が降らない予報であること。期待したい。
途中からずっと自転車道を歩く。景色がほとんど変わらず、味気ない。
お昼ごろに本日泊まるつもりのゲストハウスに電話をすると電話が不通だった。ウェブで調べなおしても他の資料を見ても電話番号は間違っておらず、廃業か冬季の休業中?西分駅の休憩所で慌てて本日の宿を探す。
結局次の大日寺から国分寺の間にホテルはなく、結局土佐長岡駅から電車に乗って高知駅前に泊まることに決めた。そんなこんなで時間を浪費しながらも今回は目標を40km程度にしているのであまり焦ることなく前進できる。西分駅の休憩所とトイレを掃除している奥様と会話する。雨でお気の毒ですねがんばってくださいと言われる心遣いが嬉しい。私もトイレを使わせていただきましたありがとうございました、と伝え笑顔で別れました。こんな小さな出会いが嬉しいものです。
間違って入った小径でマツダのコスモ発見。運が良い!確かスリーロータリーのガソリン大食いラグジュアリーカーだ。
僕はスバルのアルシオーネSVXに乗っていたが、同じようなもので、物好きが乗る車だ。リッター4.5km。妻が呆れていた。コスモはリッター3km、それよりマシだと、私は思っていた。
大日寺までの案内が不十分で迷いながらたどり着く。
大日寺の納経所の場所がわからず一旦降りてしまった。仁王門の前のお遍路用品店のおばさんに訊ねると親切に教えてくれた。納経所の案内の看板が壊れて外れているらしいですとの事。再度階段を上ってたどり着いた。納経所の方は非常に親切でお茶の接待がありますよ、とおっしゃっていただき温かい飲み物の接待を受けた。
すぐ後に来たお遍路さんもやはり迷ったみたい。
御朱印をいただいた後、再びお遍路用品店に戻った。とても気さくな優しい奥様が納経所の仮の手書きの看板でも作って案内したほうがいい、とお寺に言ったそうだが、融通がきかないよねと困り笑い顔でおっしゃった。
それ以降はとりあえず駅を目指して国分寺のお遍路道を歩いていく。駅まで2km の地点で、一本前の電車に間に合う可能性に気づき、今日初めて走る。キロ5:30突っ走って、土佐長岡駅にゴール!42km走破した。
高知駅前では、居酒屋 土佐のコスパの高い海の幸を堪能。
焼酎お湯割りがジョッキで濃い^_^。
クジラユッケも、刺身も、メヒカリという小魚の焼き物も美味。
近くの女性が頼んだのを見て驚き、真似っこしてオーダーした巨大焼きおにぎり
1つは持ち帰り。
今日は所用があり、夜は電話かけまくり、洗濯もしつつ、深夜1時になってしまった。ゆっくり寝たかったのに。
明日も頑張ろう。